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村上龍氏の「カンブリア宮殿」で北尾氏に興味を持ち購読しました。著者は、まさに生き馬の目を抜く金融業界を長年トップランナーとして生き抜いてきた人物であり、それだけに文中引用している論語の解説にも説得力があります。処世術や戦略の本質を短い文章で綴ったモノが、論語に代表される中国古典ですが、現在も現役で、実業界という戦場で日々戦略や処世術を駆使している著者ならではの一作であり、単なる中国古典の解説書と違う価値はここにあります。文章も解り易く綴ってありますので、若い方や中国古典って難しそうと思っている方にも、お薦めの一冊です!。
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正直、もっと早くこの本に出会っていればよかったと思うほどの名著でした。
というのも、僕自身の行動には精神的支柱がなかったため、右に、左にと揺れていました。しかし、この本に書いてあった「信」「義」「仁」の考え方や『どんなときでも前向きになれるキーワード』などが僕の心に響き精神的支柱となり、ストレスも少なくなりました。
書かれていることは、当たり前のことかもしれないです。
しかし、中国古典(主に論語)を分かり易い文章で解説してあるのと北夫吉孝さんという人物を通じて読むから説得力があり、「こういう風に生きたい」と思わせるほどの名著です。
蛇足ですが、僕自身この本を手に取ったのは投資を通じて北夫吉孝さんの定性分析のつもりで読んだのが切っ掛けでした。
しかし、今はそれ以上の収穫がありました。
ぜひ、ご覧ください。おすすめです。
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実行力を伴った見識を胆識という
1億総評論家と称される現代日本人の我々にとって実に耳の痛い言葉ではないだろうか!?
とくに経・財・官界を代表する権力者、またテレビ等で持論をまくしたてる評論家やコメンテーターの言行不一致ぶりはこの胆識の欠如を表している
氾濫する詭弁の数々に惑わされることなく今後の日本や世界の方向性を考えていくには我々一人ひとりがこの胆識を蓄え磨いていくしかない
この書はそういった事物の本質を見極めるための入門書として読むことができる
そして著者も序文にて述べているようにこの書をきっかけにして四書五経を中心とした古典を広く読むと一層本書の意味合いが深みを増すのではないかと思う
教育は知育・徳育・体育の3本柱で行くべきであると私は考える
その中にあって”徳育の欠如”は現代日本の病巣の根本的原因といえるのではないだろうか!?
ただし間違えていることがあれば正せばよい
孔子も「論語」でこういっている
”過ちを改むるに憚ることなかれ”と
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北尾氏と言えば、昨年、フジ対ライブドアのラジオ局の買収で、ホワイトナイトとして登場し、一躍有名になった人物であるが、恐らく多くの人は彼を強持でクールな人物と観ているのではないか。
実際私も、そう観ていたが、読むうちに、なかなかの熱血漢であると感じられた。
また、経歴から、北尾氏と中国古典というのは、想像しがたかった。しかし、幼少から親しんでいたようでしっかり血肉となってい、その解説、指南も読みやすいし、参考になる。
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40を過ぎてリストラに遭い、運良く見つけた今の職場でも失敗の連続・・・。多少なりとも自身と自負を持っていた頃の自分を取り戻すためのきっかけが欲しいと感じていたときに出会った一冊です。
北尾さんご自身の体験、考え方に基づく事例も豊富で、わかりやすい文章とともに、自身のあるべき姿、向かうべき方向を考える上で糧となりました。
故事、格言の類は好きなほうですが、古典となるとやはり難しいとの印象から避ける傾向にありました。この一冊に触れ、引用の原書(もちろん翻訳本ですが)に触れてみたいと思っているところです。