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こんな漫画家さんがいたのを知りませんでした。
絵がかわいらしくて、スッキリしていて面白いです。
「更級日記」は菅原孝標女 が原作なので、名前が無い・・・!
だったら更級日記からサラちゃんと名づけるところからはじまって、
思春期の女の子の都への憧れと家族への思いやりがガンガン伝わってきて面白かったです。
女の情念を織り交ぜた「蜻蛉日記」もレディースコミックスだとかなりどろどろしてしまうだろうに、さらっとしていて読みやすいです。
キャラクターはかなりデフォルメされていますが、雰囲気が伝わりやすくていいです。
ただ、雰囲気は伝わるのですが古典文庫としては崩しすぎ・・・!
あくまでこんな感じなんだなという、導入(きっかけ)本に向いています。
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更級日記をまた読みたいと10年近く待ってました・・ それがついに文庫化されてました・・・ほんと感謝です・・私がこの本に出会ったのは高校時代である。古典の授業で更級日記を習っていた時、全然内容が理解できなくて、どうにかならないか考えていたら、『そういえば父の部屋に更級日記の漫画があったなぁ』と思い出し、ぼ?と読んでいたら、一気に話に引き込まれた・・時を忘れすぐに読み終えた・・
更級日記がこんなにいい話であったとは・・どうしても古文では読みにくく話に入りくいがこの漫画は、多少現代色に脚色されているから、とても読みやすい。(現代色と言っても古典の世界観を壊さない程度に、程よい具合に脚色されているのです。) そう言えば文庫版には原作者の解説が付け加えられています。