中国古典の中でも、論語と同じぐらい含蓄のある本だと思います。本を読むときに大事だなと思ったところに線を引くのですが、この本はたくさん線を引くことになりました。会社で生きていくための心構えや、人の上に立った時の立ち居振る舞いなど、参考になることが多い本です。多くの人に読んでもらいたいと思える良書です。
何回読んだか忘れるくらい読みました。多分生きている限り、まだこれからも何度も読むと思います。この本は、いわゆる古典というジャンルに入ると思うのですが、内容は、現代にも通用するもので、公務員の方々に読んでいただきたいと思います。表紙が何だか堅苦しい感じですが、難しい本ではありません。昔の中国のお役人さんたちの「公私における心得集」とでも表現したらいいのかな。
明代の呂新吾によって書かれた処世訓集。
守屋先生の翻訳や解説はとても分かりやすく、ついつい引き込まれてしまいます。他の翻訳本に比べ、すんなりと本題に入っていける感じです。この本は、自分はどうあるべきかを深く考えさせられ、心に響く一冊だと思います。
これほど読みやすく、心に響く中国古典があるとは知りませんでした。 |
このページの情報は 2006年12月25日16時43分 時点のものです。 |