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このDVDは、本当に貴重である。
古今亭志ん生については、いいもの悪いもの含めて100枚くらいのCDがあるが、生の映像としての高座の画面は、このDVDとあとは、講談社DVDブック13巻の1部にしか残っていない。これは、時々、NHKで再放送されたけど、やはり手元においておきたいものである。
今輔師匠の「もう半分」は、良く知られた新作の「おばあさん物」と全く違って本格的な怪談噺になっている。「おばあさん物」の今輔師匠とのギャップが恐ろしい。
十代目文治の源平盛衰記は、談志家元がまとめ、故林家三平が、崩した形でやった後だけにやりにくかったろうが、まとまっている。ただ、往年の「ふら」がないと思う。
円弥師匠の「七段目」は、もう少し年齢を重ねてからやってほしかった逸品である。